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人工膝関節手術支援ロボット「VELYS RAS(ベリス ラス)」とは


そうですよね!わかります!
実は人工関節の世界でもロボットが導入されているのですよ!

今回当院で導入した人工膝関節手術支援ロボットVELYS RAS(ベリス ラス)は外科医とロボットが一体となって手術を行うのです。
言い換えれば、外科医がロボットをまとって手術を行う感じでしょうか?

   

VELYS RASを使用しての手術を行う時は左の写真のような感じです。症例によってロボット導入手術が適していると判断した時に使用します。



関節に関する外科手術の技術は近年 進歩が著しく、ロボットの種類には下記の2種類があります。

  • 自動で動くもの
  • 人が操作して動かすもの

※腹部手術で有名なダビンチも人が操作します。

当院が導入した人工膝関節手術支援ロボットは、術中に医師が操作をして動かすもので、人工関節を置換する際、傷んだ骨を削るために使われます。

なお、人工膝関節全置換の手術は保険診療で行えます。

導入への思い

藤井医師は、新型コロナ感染症流行前の2019年、このVELYS RASのプロトタイプをシンガポールまで見学に行き、その正確性とカメラの追従速度の速さにほれ込み、完成を待ちわびました。
2022年にはアメリカでロボットを使用しての手術を見学し、実際に研究所で使用したうえで、導入を決めました。

導入した2022年秋からは、実際にロボットを用いた手術を 精力的に行っております。

   

アメリカでの研修風景

ロボットを使用するメリット・デメリット

メリットはやはり、これまで行ってきた術中の様々な手順を省くことができることです。骨を切る前に ロボットの画面で術後のバランスなどの予測ができ、より術者が理想とする方法を、素早くかつ、より正確にできることです。 うまく進めば時間や人員の削減も 可能です。

デメリットというか、変形があまり大きい場合はロボット手術は適していないと思います。結局大きく 不正確に剥離したり、時間も逆に 多くかかってしまいます。
 

 

 

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